どうも。
うたたねこです。

今日の記事で紹介するのは墨象作品。さらにおまけで、最後にもう一作品あります。ということで雑談は墨象作品を紹介した後で。それではまずは今日の題材から。

今日の題材は…


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題材は漢字の「爐」。書体は行書です。非常にややこしい漢字ですがこれは旧字体。現在使われている形は「炉」です。随分と簡単になりましたね…。

以前にも言ったことがあるかもしれませんが、墨象作品の題材としては画数が少なすぎるのは問題です。あまりに多すぎるのも困りますが…。

今回であれば「炉」はちょっと作品化しにくいですが、「爐」だとちょうどよい画数です。旧字体様様ですね。それでは今日の作品です。

墨象No.112「暖炉に憧れて」


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今日の作品は箱庭作品にしてみました。だいたい画数が多い題材を選んだときは箱庭作品です。箱庭作品については、過去記事から説明を引用しておきます。

箱庭作品とは何かというと、紙よりも一回り小さい四角い「箱」をイメージし、その中に線を入れて黒で埋めていく作品です。真っ黒な中の余白がポイントとなります。

ちなみに「箱庭作品」は私の造語です。 初めてこういう作品を教えてもらったときにその四角い感じが箱庭っぽいなと思ったのと、箱庭という言葉の響きが好きなのでこう呼んでいます。 

箱庭作品は四角の中に線をまとめしまうのですが、今日は左下が空いてしまったので印で補完しました。印も作品の一部なのです。

タイトルは「暖炉に憧れて」。お金持ちの家にある暖炉をイメージして画面構成を考えました。下の方の掠れた部分が炎です。墨の濃淡で上手く対比になりました。

おまけ


さて、今日は書道教室で「かな」を書いていました。今年は色々な種類の作品に挑戦したいので、久しぶりにかなを書いたのですが…やっぱり難しいですね。

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「吉野山桜が枝に雪ちりて花おそげなる年にもあるかな」

こちらは最近の中では一番うまく書けた「かな」作品。新古今和歌集の中の一首で、西行法師が詠んだ歌です。一応釈文を載せましたが…読めませんよね。

これが「かな」の難しいところで、まず読めません。理由は明確、それは「変体仮名」の存在です。例えば「か」が「可」になったり、「た」が「多」になったり…。

さらにこれらの変体仮名を草書で書くわけですから…ハードルが高いですよね。他にも連綿や散らしなど、考えなければならないことはいくらでもあります。

それに加えて…というか根本的に、私は小筆が苦手なのです。小学生の時に作品の横に名前を書くのが嫌でした。それで未だに小筆を使うのは億劫なんですよね。

今日改めて認識したのですが、「かな」には「かな」のルールがあります。そのルールがどういうものなのかは今一つ分かりませんが、根底にあるのは「どうすれば格好良くなるか」ということ。

その辺りは墨象に通ずるものがあるのかもしれません。これからは「かな」作品も少しずつ書いていこうと思うので、よろしくお願いします。

では。明日も更新します。




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