どうも。
うたたねこです。

今日の記事も前回に続いて文章主体です。文章を書く練習ですね。私が普段墨象作品などを書くとき作品を「作る」と言います。この言い方は正しいのでしょうか。

別に「馬から落ちて落馬した」のような重複した表現が気になるわけではありません。ただ何となく違和感を感じるのです。そこで問題となるのがタイトルの通り「作る」と「創る」の違いです。

「作る」の意味は「材料を使ってこしらえること」、「創る」の意味は「今までになかったものを新しく生み出すこと」です。英語で言うと「make」と「create」ですね。この方がイメージがつかみやすいかもしれません。

何となく意味は分かっていましたが、こうやって改めて意味を調べると墨象作品はその特性上「創る」を使うのが正しいように思われます。ただ「創る」=「創造」と考えると何だか大げさな気がしますね。果たして「創造」とまで呼べるものを私は書けているのか…。

だからこのブログでは作品を「書く」とあえて表現しています。芸術家であればもっと自分の作品に自信を持つべきだというのは分かります。だからいつかはきちんと自分は作品を「創造」しているのだと胸を張って言えるようにならなくてはいけません。

ではそう言えるために何をすべきなのか。それはやはり作品を見る「目」を鍛えることでしょう。このブログを始めてから今日までに書いた墨象作品が合計27枚。確かに以前よりはたくさんのアイデアが浮かぶようになりました。それは進歩でしょう。

ではそれらのアイデアが本当に良いものなのか否か、そこが重要です。こうやって人に作品を見てもらう以上は自己満足ではいけません。作品を見るのは自分ではないのですから…。

そこで必要なのが「目」です。たくさんの作品を見たり作品について意見を交わしたりすることで自らの「見る目」を養うのです。そうすることで自分のアイデアが自己満足なのか他人にも満足してもらえるものなのか分かるようになっていくと思います。一朝一夕で身に付くものではありません。日々の鍛錬が重要です。それでは長くなりましたが今日の作品です。

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題材は「作」と「創」の二文字、タイトルは「サクサクミルフィーユ」としました。コンセプトは「線の重なり」です。2つの漢字から横線をピックアップしてそれをどんどん重ねていきました。

この重なりのイメージが「ミルフィーユ」です。たくさんの線を重ねるので、それぞれの線が違う雰囲気になるように気を付けました。

そして横線以外の線を使ってメインのミルフィーユの飾り付けです。これがないと本当に筆を拭いた後の半紙と見分けがつきません。作品なのかゴミなのか紙一重です。

最近はこういう画数が多い作品も好きですね。全体のバランスをとるのは難しいですがそれが楽しかったりもします。

では。




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