どうも。
うたたねこです。

今年も残すところ早や10日ほど。2019年も間近に迫っていますね。今年出来たことや出来なかったこと、たくさんあるわけですが…これだけは今年の内にやってしまわなければなりません。


…今年の漢字ですね。先日少しだけ触れましたが、私の今年の漢字をまだ選んでいませんでした。さすがに2018年の今年の漢字を来年発表する訳にはいきませんよね。

ということで発表しましょう。うたたねこの2018年の今年の漢字は…「苦」です。公式同様、平成最後に若干ネガティブな漢字を選んでしまったのですが…補足説明をしておきましょう。

2018年、書道関連で色々とありました。その中でも大きかったのが、師匠が教室を辞められたこと。小学生の時からずっとお世話になっていたので、本当に寂しかったです。

幸いなことに近所に同じ会の別の教室があり、新しい師匠に教えてもらえることになりました。環境が変わって色々と悩むこともあるのですが…中でも苦悩しているのが墨象です。

古典臨書や仮名などは、師匠が変わってもある意味やることは変わりません。でも芸術である墨象は違います。これまでの作風から、新しい作風に挑戦していった方が良いと言われました。

毎月の課題の墨象作品についても、書いたものに対してたくさんの修正点を教えていただきます。それは勿論とてもありがたいのですが…墨象作品というものがよく分からなくなってきました。

色々と試行錯誤はしますが、多くの作品は迷走している感じがします。今年は展覧会でも賞はいただけませんでした…。来年はこの苦悩から抜け出したいところですね。

ということで、うたたねこの今年の漢字は「苦悩」の「苦」です。昨年は清水寺の揮毫に合わせて普通に漢字を書いたわけですが…それだと少し面白味に欠けますよね。

このブログは墨象作品を中心とした書道ブログで、うたたねこは書道料理人です。やっぱりここは墨象作品を書きましょう。それでは今日の作品です。

墨象No.175「クノウスル2018」


No.175b_ku

タイトルは「クノウスル2018」。最近ちょこちょこと挑戦している段ボールを使って書いた作品です。ネオカラーに少し水を多めに混ぜたので、いい感じに滲んでいますね。

最近墨象作品の評価でよく言われることに、「同じ方向、性質の線が続いてしまっている」というものがあります。気を抜くとすぐそうなってしまいますね。

そこで今日の作品は、とにかく同じ線が現れないように注意して書きました。それでも書いた後に見ると、何本か似たような線がある気がします。難しいですね…。

後は最近少し気にしていなかったのですが、作品の中心となる部分を作るように意識しました。今回で言うと、真ん中にある平行四辺形の線ですね。

配置はもちろん、ネオカラーをたっぷりつけることで滲みや墨飛沫も自然な感じで出しています。少し墨飛沫が飛び過ぎている気もしますが…これが自然なのだからこれで良いのでしょう。

といったところで今日はここまで。最近1つの記事のボリュームが増えているので少し短すぎるかもしれませんが、たまにはこういうのもいいですよね。

では。明日も更新します。




人気ブログランキングへ
最後までご覧いただきありがとうございます。
よろしければクリックをお願いします。