どうも。
うたたねこです。

8月3日にクラッシュバンディクーのゲームがPS4で発売されると発表がありました。こちらは新作ではなく、これまでのシリーズ3つをリマスターして1つにまとめた作品です。懐かしい…そして楽しみですね。それでは今日の作品です。

今日の題材は…


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墨象作品のネタ集めのため普段から書道字典を見るようにしています。目的を持って見るときもあれば、何かいい字はないかと適当にページをめくることも。今日の題材は後者で見つけました。

ということで今日の題材は漢字の「亘」です。…あまり見ない字ですよね。音読みが「セン」または「コウ」、訓読みだと「わた(る)」と読みます。その中でも書体は篆書を選びました。真ん中のくるくるがいい感じです。

墨象No.63 「くるくるワールド」


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コンセプトは「回転」です。見ての通り真ん中のくるくるを思い切って強調しました。ただ渦巻きを書くだけでは面白くないので、上下の横線によって作品に変化を加えています。

今日の作品ではこの横線の角度が重要です。右上と左下に向けて線を引くことで右側の余白が強調され、渦巻きのエネルギーが右に強く響いています。

おまけに右の墨飛沫によって渦巻きに更なるパワーを与えました。この墨飛沫によって渦巻きがより大きく見えます。最近の中では一番よい出来の作品かもしれません。

作り方


63b_recipe1

(1) まずは文字の確認から。形は楷書とあまり変わりませんが、やはり真ん中のくるくるが特徴的です。ここが「日」の部分ですね。今回は最初から文字が3つのパーツに分かれているので、あとはポイントをどこにするか決めるだけです。ポイントは…もちろん真ん中のくるくるです。

63b_recipe2

(2) くるくるを強調した結果が今日の作品。くるくるの部分は一気には書かず、何度かに分けて書きました。こうすることで複雑な線が生まれます。回転の向きを変えるという手法も墨象ならではですね。

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(3) 最後に右側の余白の味付け。この墨飛沫によって作品が大きく見えるようになり、さらに面白くもなるのです。当たり前ですが墨飛沫はやり直しがきかないので飛ばすときは緊張しますね。今回は上手くスピード感のある墨飛沫を飛ばすことが出来ました。

ゲームの話とか色々


クラッシュバンディクーの1作目が発売されたのが1996年12月。約20年も前のゲームですが、2017年にプレイしてもきっと面白いのですから名作というのはすごいです。

今回発売されるような、いくつかの作品が収録されているゲームって魅力的ですよね。思わず買ってしまいます。スーパーファミコンのスーパーマリオコレクションやWiiの星のカービィ20周年スペシャルコレクション、最近だとPS4のキングダムハーツHD1.5+2.5リミックスなどなど。

とはいえ実質ゲームを一気に数本買っているわけですから積みゲーが増える増える。キングダムハーツもまだ1の前半だというのに7月にはスプラトゥーンとピクミン、そして8月にはこのクラッシュバンディクー…。嬉しい悲鳴です。

最後に今日の作品とクラッシュバンディクーに何の関係があるのかという話。とわざわざ言うほどのことでもないのですが、クラッシュバンディクーはスピンアタックという回転攻撃をします。そして今日の作品のタイトルは「くるくるワールド」。…ただそれだけです。

では。




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