どうも。
うたたねこです。


昨日行った「ワドルディコレクション」のハイライト。今回は用事があって初日に行けなかったのですが、それだとやはり売り切れは免れないようですね…。

さて、今日も今日とて墨象作品の紹介です。次回は細字を書く予定。2月の課題をこなしていかないとなので…。それではまずは今日の題材から。

今日の題材は…


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題材は漢字の「品」。書体は楷書です。…といっても今日は「3つの図形がある」というところに着目して作品化したので、書体はあまり関係ありません。

少し前に師匠から「同じような作品ばかりでなく、違った雰囲気の作品も書いてみよう」と言われたので、今日は見るからに重苦しい作品に仕上げてみました。それでは今日の作品です。

墨象No.116「まっくろワールド」


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墨と墨飛沫、どちらもマシマシで書いてみました。タイトルは作品の雰囲気に合わせて「まっくろワールド」です。

3つの図形といえば、仙厓義梵の「まるさんかくしかく」という作品が大好きですね。ここに載せるわけにはいかないので、気になった方は調べてみて下さい。

話は逸れますが、仙厓は私が大好きな画家の1人。その作品の多くは東京と福岡にある「出光美術館」に所蔵されています。

最初に何で仙厓を知ったのかはちょっと忘れましたが、これまでに2回東京まで展覧会を見に行きました。関西でも開催してくれると行きやすくて助かるのですが…。

閑話休題。そんな訳で、今日の作品は「丸」・「三角」・「四角」という3つの図形をこれでもかという強さで書いてみました。

ただ墨量が多くて強い線だけでは作品に動きがありません。そこで墨飛沫もこれでもかと飛ばしました。家で書いたので周りのものに墨が飛ばないか心配で心配で…。

この墨飛沫によって、ただ重苦しいだけではなく軽やかさが生まれたと思います。ただ、果たしてこの墨飛沫がちょうどよい量なのかと聞かれると…。

墨象作品に墨飛沫をこんなに飛ばすのは最近の流行りですね。昔の墨象作品には墨飛沫が一滴もない作品も多くあります。

今回は挑戦の一作ということで墨飛沫を飛ばしまくりましたが、果たしてその評価はいかに…。良いにしろ悪いにしろ、結果を次の作品に活かすのが楽しみですね。

ちなみに写真では分かりにくいですが、今日の作品はサイズが半切の半分(約35cm × 70cm)で普段より大きめです。だから実物はもっと迫力があります…伝わらないのがもどかしい!

では。明日も更新します。




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