どうも。
うたたねこです。

一昨日の日曜日に、自分が出品した展覧会を見てきました。やはり気になるのは他の方の墨象作品です。賞をもらった作品から最近の墨象の傾向をつかまなくてはいけません。

なのですが…よく分かりませんでした。元々墨象は分かりにくいものなのですが、今回は特に分かりにくかったです。自分の作品がイマイチだったというのは理解できたのですが…。

かと言って賞に選ばれている作品が良かったかと言われると、私としては疑問でした。こんなことを言って、本人が目の前にいたら怒られてしまいますね。

全体的に線質がよい墨象作品は少なかった気がします。造形も自然に目が行くものは数えるほどしかありませんでした。みんな迷走しているのでしょうか。

そんなことを考えながら、今日はとりあえず普通に墨象作品を書きました。次回からはちょっと変わった作品に挑戦する予定です。それではまずは今日の題材から。

今日の題材は…


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題材は漢字の「看」。書体は草書です。「目」の部分が丸くなっているところがいい感じですね。あとは1画目の書き順が逆(左から右)になっています。

こうなっている漢字は他にもたくさんあり、私もこの書き順に慣れているので普段からこう書くことが多いです。いざという時に間違わないようにしないと…。

今回の作品の中心は4画目の左払いです。この線を主役とし、丸い「目」の部分で味付けをしました。それでは今日の作品です。

墨象No.118「流れるように看る」


118b_miru

タイトルは「流れるように看る」。「流れるように」という名前通り、全体的にスピード感のある作品に仕上がりました。

造形のポイントとしては、左側に大きく余白を取ったことです。これによって左上の墨飛沫に存在感が生まれました。

左側を大きく空けたので印の位置も左側に。右上が少し重いので、この左下の印によってバランスが良くなったのではないでしょうか。

では。明日も更新します。




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