どうも。
うたたねこです。

前回の記事で墨象(ぼくしょう)について軽く説明をしましたが、やはり言葉だけでは伝わりにくいところがあります。そこで、自分の作品を公開し始める前に、改めて墨象とは何ぞやということを自分の過去の作品を実例として交えながら書きたいと思います。

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…はい、では早速実例です。これが墨象です。ちなみにこの作品は「國」という漢字を題材にしています。

少し話題がそれますが、本来墨象作品には、落款印という自らのサインの代わりの印を押します。もちろん上の作品にも押しているのですが、印が本名なのでとりあえず簡易の「うたたねこ」の印を張り付けています。最終的には自分で印を彫ろうと思っていますが、急には無理なのでしばらくはこの印でご容赦ください。

さて、そもそも墨象とは何でしょうか。色々な説明がありますが、私が思う墨象は「世間一般に書道が持つイメージの範囲を超えたオリジナリティー溢れる書表現」という感じです。

墨象は自由です。題材も自由。主に漢字を題材にすることが多いですが、ひらがなやカタカナ、アルファベットを題材にしてもオッケー。それどころか文字以外のものを題材にしてもよいのです。

道具も自由。基本はもちろん筆を使いますが、墨象では他に刷毛や段ボール、タコ糸などを使って作られた作品がたくさんあります。そして墨象は読めなくてもオッケー。実際、上の作品を見て「國」という漢字が思い浮かぶでしょうか。

このように、墨象とは何でも自由にできる中で自分らしい作品を作っていくものだと思っています。それでは、最後にもう1つ過去の作品を見て終わりとします。次回からはちゃんと新しい作品を書いて公開していきますのでよろしくお願いします。

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…これも作品です。決して筆の墨を落とすために書き潰しの半紙で拭いた後じゃないですよ。こちらの作品は「志」という漢字が題材でした。

では。




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