どうも。
うたたねこです。

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このブログ、「書道料理人。 ~書道とカービィ、時々日常~」を始めてから3年が経ちました。いつも見ていただいている方、本当にありがとうございます!!!

3年間で投稿した記事は553。平均すると2日に1回は記事を書いてきたわけですね。今年に入ってからは3日に1回くらいの更新で安定してきているので、4年目も継続していきたいところです。

そんな訳で今日は3周年のお祝い記事!記念の墨象作品と、ついでに漢字作品を1枚ずつ書きました。あとはこのブログについてもいくつかやったことがあるので、まずはそちらの話から。

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1つ目は気づいた方もいるかもしれませんが、ブログのヘッダー画像を新しくしました。上の画像がこれまでのもの。ブログを始めて半年くらいの時に作ったので、かなり古いものです。

ブログのタイトルも少し変わっているため、前々から新しいものを用意しようとは思っていたのですが…何だかんだで今日になってしまいましたね。それではお披露目!

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こちらが新しいヘッダー画像です。このブログのメイン作品である墨象と、Twitterで描いている「水墨カービィ」から4枚ずつ作品をピックアップしてヘッダー画像にしてみました。

墨象作品はお気に入りの作品の中から毛色の違う4枚を選択。水墨カービィは初見でも分かりやすいように、Wii組の4人の作品の中から完成度の高いものを1枚ずつ選びました。

作品はランダムに配置したように見えますが、そこそこ時間をかけて配置と傾きを調整しています。以前はただのゴシック体だったブログのタイトルもちゃんと手書きしました。

書道をやっているということしか分からないこれまでのヘッダー画像に比べて、新しいものはこのブログの方向性が見えやすくなったのではないでしょうか。なかなかお気に入りです。

画像は作品にしろタイトルにしろ、すぐに差し替えが可能。かなり汎用性の高いデザインに仕上がっているのではないかと思います。これでまたブログのタイトルが変わっても安心ですね(笑)

2つ目は少し前にもチラッと言った気がしますが、最初の頃の古い記事を少し編集してみました。意外と古い記事を見ていただいている方もいるようなので、その辺りへの配慮ですね。

ブログ全体のまとめ記事を用意してもいいんじゃないかとずっと思っているのですが、需要があるか微妙なのでとりあえずは保留。その代わり新しいカテゴリを1つ用意しました。

それがカテゴリ「墨象作品の作り方」です。墨象作品について色々と解説した記事ですね。とにかく墨象は他の書道のジャンルと比べても分かりにくいので、ぜひご覧ください。

ブログについては以上です。作品だけでなく、ブログ自体のクオリティもどんどん上げていきたいですね。それではそろそろ作品紹介に移りましょう。まずは今日の題材から。

今日の題材は…


17d_san

ブログ開設3周年ということで、題材は漢字の「参」。書体は楷書です。ちなみに2周年の時は漢字の「弐」が題材だったので、来年はきっと「肆」が題材になるでしょう。

楷書と言っても古い書体なので、今とは違い「ム」が3つあります。墨象作品の題材としては、この3つの「ム」をいかにして活かすのかが腕の見せ所ですね。それでは今日の作品です。

墨象No.248「3周年の原点回帰」


No.248b_san[2]

タイトルは「3周年の原点回帰」。何が原点回帰なのかというと、久しぶりに段ボールではなく筆を使って作品を書いたことです。実を言うとほぼ半年振りだったり…。

少し前に書いた「墨象作品の作り方」の中で、道具の特性は活かさなくてはいけないという話をしました。具体的に言うと段ボールなら段ボールっぽい作品を書くべきだということです。

したがって、筆を使うなら筆でしか書けない作品を書かなくてはいけません。段ボールと筆では根本的に線質が違いますが、それ以上に違うのが墨飛沫ですね。

No.248b_san[2](itibu)

画像は作品の下の方を拡大したもの。ここの滲んだ線から出ている墨飛沫は、段ボールで書くことはできません。…少なくとも今の私にはできません。

飛ばし方としては、まず長鋒の筆に少し多めの墨を含ませます。そして筆を紙に対して真っ直ぐになるように持ち、筆先をしならせるようにして叩きつけるとこんな感じの墨飛沫に。

この墨飛沫は始筆にも終筆にも使えて、線に勢いをつけることができます。昔講習会で習った技術で、筆を使う時は多用していますね。例えば…。

No.234b_ruins

この作品の下のパーツの始筆にも使いました。墨飛沫がないとただの点になってしまいます。展覧会で入賞した作品なので、この墨飛沫も少なからず貢献しているのでしょう。

ということで、ブログ開設3周年記念の墨象作品でした。初期に比べると制作頻度はだいぶ落ちていますが、質は上がっているかと…。これからもよろしくお願いします。

そして最後は漢字作品。せっかくの記念日なので、このブログにとって非常に懐かしい言葉を書いてみました。ご存知の方は…いたら嬉しいですね。それでは本日2枚目の作品です。

漢字No.34「転猫墨戯」


No.34_tennekobokugi

隷書で「転猫墨戯(てんねこぼくぎ)」と書きました。ほとんどの方にとっては見慣れない言葉かと思いますが、実はこのブログの最初のタイトルです。

ブログを始めてから半年ほどは、「転猫墨戯 ~うたたねこがすみとたわむれるぶろぐ~」というタイトルでした。知っているという方はかなりの古参ですね。ありがとうございます。

個人的にはかなりお気に入りだったのですが、初見だとブログの内容が伝わりにくいかと思い「書道料理人」というタイトルを考えました。それが現在まで続いているわけですね。

今回の作品はいつもと紙が違っていて、半切用紙を買うと紙に巻いてある包装紙(?)っぽい材質の紙を使っています。何となく捨てるのが勿体なくて、使う機会を窺っていました。

1枚しかないのでぶっつけ本番でしたが、想像以上に作品の雰囲気が変わりましたね。いうならばボンド墨で書いたように、筆跡がハッキリと表れています。

今回は漢字作品でしたが、この紙で墨象作品を書いても面白いかもしれません。まずは包装紙の裏にでも作品を書いてみて、良さそうだったら紙を買ってみようと思います。

というわけで、「書道料理人。 ~書道とカービィ、時々日常~」の開設3周年の記念記事でした。明日はTwitterで記念の水墨カービィも描きますね。4年目もよろしくお願いします。

では。次の更新は11月13日の予定です。




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