どうも。
うたたねこです。

tokyo202-1
tokyo202-2

旅行から無事帰還。旅行中滞っていた仕事のせいで若干寝不足です…。でも今回の旅行のメインイベントであったカービィカフェとスヌーピーミュージアムには何とか行けました。

最終日は至る所で臨時休業に予定を阻まれましたが、トータルではとても楽しかったです。それにしても、この旅行がもう1週間後だったら…最悪の場合何もできなかったかもしれません。

今回の旅行については、順次記事にまとめていきます。特にカービィカフェでは大量の写真を撮ったので、まだ整頓が出来ていません。完成次第紹介していきますね。

写真といえば、今回の旅行ではほとんどの写真をiPhoneで撮影しました。これまでずっとAndroidだったのですが、やはりiPhoneのカメラはすごいですね。

ということで、今日は普通に墨象作品を1枚紹介。夏までは展覧会がないので、草稿を練りつつも色々な作品に挑戦していきたいところです。それではまずは今日の題材から。

今日の題材は…


No.276d_kiku

題材は漢字の「聞」。書体は行書です。「もんがまえ」の漢字で墨象作品を書くことはあまりないのですが、今月の課題だったので仕方なく題材にしました(笑)

「もんがまえ」の漢字は総じて作品化が難しいですね。そのままだと「もんがまえ」が中の旁を包み込むので、作品が安定しすぎてしまいます。これでは面白味に欠けることに…。

そこで今回は「もんがまえ」の形を変え、旁である「耳」が外に飛び出すようにしてみました。さらに迫力を出すために、墨量もいつもより多めです。それでは今日の作品にいきましょう。

墨象No.276「大迫力サウンド」


No.276b_kiku

タイトルは「大迫力サウンド」。「聞」という漢字から連想した「サウンド」に、見た目のインパクトが強いことから「大迫力」を組み合わせたタイトルです。

造形は比較的漢字そのまま。上下2つのパーツに分かれており、上が「もんがまえ」で下が旁の「耳」の部分です。頑張れば読める…かもしれません。

コンセプトは「インパクト」と「真っ黒」。特に書き出し部分が真っ黒で余白がほぼ全くないので、初見のインパクトはかなり強いかと思います。

さらにインパクトを強くするために、下のパーツの書き出し部分に墨飛沫を飛ばしました。この墨飛沫は自然に飛んだものではなく、後から意図的に飛ばしたものです。

この墨飛沫は長鋒の筆でないと飛ばすことは出来ません。筆に墨をたっぷり含ませ、鞭をしならせるように筆を叩きつけることでこのような勢いのある墨飛沫を飛ばすことができます。

惜しかった点は1つ。上のパーツの上の方に、ほんの少しでも掠れが出ればもっと格好良く仕上がったと思います。書き出し部分は墨量が多いので難しいですね。

あとは下のパーツを段ボールで書いたくらいシャープなものにして、上下の対比の面白さを出すという案もありました。これは残念ながら技量不足のため実現ならず…。

段ボールでは上の力強いパーツを書けないので、必然的に道具は筆に。すると下のパーツも勿論筆で書かなくてはなりません。しかし筆でシャープな線を描くのはかなりの難易度…。

でも最近はそういった筆で書いたシャープな線の墨象作品も増えてきました。今回のような重めの作品ではなく、いわゆるカフェにでも飾れそうなオシャレな作品です。

私の会の先生にも何人かそういった作品を書かれている方がいますね。今月末に墨象作品研究の講習会があるので、そこで技術を盗んできたいと思います。

上手く技術を手に入れられた暁には、このブログでも段ボールではなく筆のオシャレな作品を紹介しますね。お楽しみに。

では。次の更新は3月4日の予定です。




人気ブログランキングへ
最後までご覧いただきありがとうございます。
よろしければクリックをお願いします。