どうも。
うたたねこです。

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「星のカービィ生誕28周年記念プププ祭」23日目!!!ブログの連続更新は24日目です。このまま5月も毎日更新…とは絶対なりませんが、カービィの誕生日まで頑張りましょう。

さて、今日はカービィのグッズ紹介…ではなく番外編です。先日とある筆を購入し、それで早速作品を書いてみました。今日はその漢字作品を紹介します。

まずはそのとある筆の話から。うたたねこはTwitterもやっているのですが、去年はそちらの繋がりでたくさんの書道家の方と知り合うことができました。

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その中で先日紹介していただいたのがこちらの筆。「竹筆」というもので、その名の通り筆管から穂先まで全てが竹でできています。こちらを購入し、今日の作品を書きました。

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竹筆を制作されたのは日本唯一の竹筆作家である釈迦院時雄さん。2年前に亡くなられましたが、それまでに多くの寺社仏閣などに竹筆を奉納されたすごい方です。

こういった出会いは非常に嬉しいですね。今のところ石川県に行く用事が全くないので、教えてもらわなければ一生知らないままでした。有難く使わせていただきます。

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その竹筆がこちら。サイズは普通の大筆くらいなので、日常的に使うことができます。竹筆の歴史は毛筆よりも古いらしく、「筆のルーツ」とも言われているのだとか。

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拡大図。どうやったら竹の先が筆のようになるのか…不思議ですね。真ん中で2つに分かれている感じになっているので、どんな使い心地なのかワクワクです。

竹筆の特徴は墨汁の吸収力が毛筆の2倍であることと、毛筆には出せない独特の掠れを出せることの2つ。確かに最初に墨汁をつけたときは、気持ちいいくらい墨が染み込んでいきました。



それでは、そろそろこの竹筆を使って書いた作品を紹介していきましょう。題材は2か月前に上の記事で紹介したものと同じ漢詩です。改めて内容の説明から始めますね。

漢字No.46「春の景色 竹筆ver.」


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白文「淑景晴薫紅樹暖 蕙風輕汎碧叢低」

現代語訳「春の景色は暖かに晴天の花咲く木に香り、春の風は草が青く茂っている所にやわらかく吹いている。」

白文、現代語訳はこんな感じ。馮延登(読み方わかりません…。)が詠んだ漢詩です。元の漢詩は七言律詩で、今日の作品はその中の一部を書きました。

まずは得意な隷書から。まずは先ほども言った墨の吸収力に驚きです。書く前に余分な墨を取ったつもりでも、墨継ぎをした部分はかなり滲みました。

そして墨が枯れてくると独特の掠れが出せる…らしいのですがこちらはまだわかりません。毛筆よりも筆の先がバラけやすく、少し書きづらく感じました。

あと、竹筆は筆先がよく効く感じがします。毛筆では書きにくいような細くて格好良い線が、竹筆を使うと比較的書きやすいように思いました。

逆に筆を寝かせると書きにくいのかも…。隷書のはねや払いの部分を毛筆と同じ要領で書いても、上手く筆を開くことができませんでした。この辺りは要研究ですね。

作品自体はいたってノーマルな隷書作品。筆の方に気を取られていたので、特に扁平だったり真っ黒だったりといった特徴がありません。次はもう少し格好良く書きたいところ。

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2枚目は同じ漢詩を篆書で書きました。こちらの方が墨量の変化を上手く出せた気がします。先ほども言った通り滲みが強く出るので、墨量の変化をしっかり出すことができますね。

そして現時点では竹筆は篆書の方が書きやすいのではと感じました。まず、シャープな直線が非常に書きやすかったです。特に2文字目の「景」の2本の斜線はとても格好良く書けたかと…。

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あとは筆を立てて書くと、竹筆の特徴をより活かせるのかもしれません。先ほども見た通り竹筆の穂先は真ん中で2つに分かれているので、ふとした時に線が2本あるようになります。

例えば1文字目と2文字目は、墨量が多くても線の中に余白が生まれていますね。4文字目や最後の文字の掠れた線は正に線が2本あります。この辺りが竹筆独特の掠れなのかもしれません。

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しかしパンフレットに載っていた作品を見ると、かなり太い線を使った作品もあります。つまり、当たり前ですが竹筆はシャープな作品専用機ではないということですね。

せっかく出会うことができた竹筆なので、これからどんどん使っていきたいところ。竹筆で墨象作品も書いてみたいですね。毛筆とはまた違った作品がきっと書けるでしょう。

最後に、今日の作品はあくまで初めて竹筆を使って書いた作品です。竹筆の特徴や感想を述べましたが、上手くいかないのは私の腕の問題の可能性が多分にありますので悪しからず。

では。明日も更新します。




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