どうも。

うたたねこです。

今日は墨象作品を何と3枚も紹介。

同じ題材の作品なので一気に紹介してしまいます。

分ければ記事数を稼げるわけですが…。

まぁ気にせずやっていきましょう。

それではまずは今日の題材から。

今日の題材は…


No.306d_dokuraku[4]
No.308d_dokuraku[6]

題材は漢字の「獨樂(コマ)」。

書体は楷書と隷書です。

楷書で2枚、隷書で1枚作品を書きました。



今日の作品は上の記事で書いたものがベース。

師匠のアドバイスを参考にリメイクしました。

ということで今日も「獨樂」は「ドクラク」です。

次回こそは「コマ」を題材に作品が書けるかと…。

「コマ」と「ドクラク」について気になる方は、

上のリンクから過去記事をご覧ください。

それでは今日の作品です。

墨象No.306「流れドクラク」


No.306b_koma[4]

1枚目のタイトルは「流れドクラク」。

楷書を題材としました。

上から下への流れを意識した作品です。

造形のポイントは左に寄せた「樂」。

少し配置をズラすだけで2つの利点が得られます。

1つ目は上からの流れ。

「獨」の掠れた長い縦線の流れが活きています。

更に、左寄せにすることで線がはみ出しました。

これで紙の外への広がりも生まれます。

最近流行りのオシャレな作品に仕上がりました。

墨象No.307「空間を切り裂くドクラク」


No.307b_koma[5]

2枚目のタイトルは「空間を切り裂くドクラク」。

こちらも楷書が題材です。

ポイントは何と言っても左の長い曲線。

実に紙の半分以上の長さがありますね。

この線がタイトルの「空間を切り裂く」です。

実はこの作品は偶然の産物。

というのもこの日に墨象作品を書いたとき、

間違って紙を2枚重ねて書いてしまったのです。

下の紙には中途半端な滲みが残っていました。

そしてその滲みを誤魔化しつつ書いたのがこの作品。

自分ではこの長い曲線はなかなか思いつきません。

今後の作品制作に活かしたい造形でした。

ただし、流石に良い所ばかりとはいきません…。

始筆の曲線はもう少し短い方が良かったですね。

そしてその分を下の余白に持って来れば完璧でした。

これはまぁ…仕方がありません。

やはり次回の作品に活かしましょう。

墨象No.308「『ラク』『ドク』Ⅱ」


No.308b_koma[6]

3枚目のタイトルは「『ラク』『ドク』Ⅱ」。

題材は隷書です。

前回のリメイクなのでそのまま「Ⅱ」で…。

こちらは前回の作品を純粋に踏襲。

周りの余白に響く線を追加しました。

今日の作品の中では最も力強い作品です。

重複しますが、最近はオシャレな墨象作品が流行り。

これは女性の前衛書道家が多いのが1つの理由だとか…。

展覧会においても同様の傾向が見られます。

同じようにオシャレな作品で戦うのも1つ。

一方で敢えて昔ながらの力強い作品で攻めるのも1つです。

今年の宇野雪村賞展はどんな戦法でいくべきか…。

8月は臨書に墨象にと忙しそうです。

では。次の更新は8月2日の予定です。




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