どうも。

うたたねこです。

syu

前回に引き続き朱墨を使った墨象作品を紹介。

今日は2枚の作品を紹介します。

それではまずは今日の題材から。

今日の題材は…


No.312d_taka[1]

題材は漢字の「鷹」。

書体は2枚とも篆書です。

篆書は下の「鳥」がありません。

本来は画数が多い方が書きやすいのですが、

敢えて画数が少ない書体を選んでみました。

ちなみに今回は題材に特に脈絡はありません。

たまたまこの漢字が目についたので、

ブログ用の作品として仕上げてみました。

それでは今日の作品です。

墨象No.312「とりさんとおおきなき」


No.312b_taka[1]

1枚目のタイトルは「とりさんとおおきなき」。

篆書の「隹」は見た目が鳥そのままの形なので

タイトルに「とりさん」と入れてみました。

そして「广」の部分が「おおきなき」です。

絵本のタイトルにありそうですね。

道具は段ボールを使用。

「广」のシャープな線と「隹」の流れるような

線の対比が美しい作品です。

全体的にかなり上手くまとまりました。

個人的にはかなりお気に入りです。

書き出し部分は少し滲んでいるのですが、

朱墨だけだと線と滲みの違いが不明瞭。

水か何かを混ぜてみる必要がありそうですね。

墨象No.313「急降下するとりさん」


No.312b_taka[2]

2枚目のタイトルは「急降下するとりさん」。

全体を上下の2つのパーツに分けた造形です。

上のパーツの長い線からの激しい墨飛沫が

鷹の急降下っぽいのでそのままタイトルに。

「とりさん」は単に1枚目との関連付けです。

朱墨は成分がネオカラーと似ているので、

墨飛沫もとても綺麗に出てくれますね。

やはり朱墨は墨象作品向きなのかも。

こちらも全体の流れや墨の潤渇の変化、墨飛沫や

パーツの対比などなかなか上手くいきました。

2枚書いて両方お気に入りなのは珍しいですね。

これからも朱墨は積極的に使っていきましょう。

では。次の更新は9月28日の予定です。




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