どうも。

うたたねこです。

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第22回『宇野雪村賞』展に出品する作品が

ようやく完成しました!

1枚は昔ながらの力強い作品、もう1枚は

最近ハマっている目新しい作品です。

今年は草稿を上手く作品に落とし込めず、

あまりたくさんの作品は書けませんでしたが

何とか応募〆切に間に合いました。

そして没になった作品が1枚だけあったので、

今日はその墨象作品を紹介します。

それではまずは今日の題材から。

今日の題材は…


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題材は規定課題の1つである漢字の「令」。

書体は隷書です。

筆で書くつもりで練った草稿でしたが、

最終的に段ボールを使いました。

どうも、段ボール前衛書道家です(笑)

作品の造形は至ってシンプルなもの。

このままでは作品として寂しすぎるので、

如何に味付けをするかが勝負となります。

それでは今日の作品にいきましょう。

墨象No.355「令墨飛沫」


No.355b_rei[3]

タイトルは「令墨飛沫」。

主役は「令」の4画目で、墨飛沫を飛ばしながら

右回転の線を大胆に書く…予定でした。

しかしそれだとやはり寂しかったので、

最終的に墨飛沫を味付けではなく主役に抜擢。

とはいえ段ボールで飛ばす墨飛沫はなかなか

コントロールが難しいので、実はこの作品は

墨飛沫を飛ばしてから「令」を書きました。

やけに「令」が小さめで左上に寄っているのは、

墨飛沫に合わせたのが原因です。

もう少し墨飛沫が下に飛んでいれば完璧でした。

思ったよりもかなり遠くに飛ぶというのが

現時点での墨飛沫の飛び方のイメージ。

より厳密に感覚を掴んでいきたいものですね。

では。次の更新は9月3日の予定です。




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