どうも。

うたたねこです。


昨日は社中展用の墨象作品を制作しました。

サイズは3×6尺(90×180cm)で畳くらいの大きさ。

前回展覧会に出品したのは1月だったので、

大きな作品を書くのは半年以上振りです。

題材は過去に書いた作品を縦長にリメイク。

これまで展覧会用の作品は全て筆で書いて

きましたが、今回は段ボールで初挑戦!

もっと苦戦するかと思いましたが、意外と

自然な感じで上手くまとめられました。

あとは来月の審査を待つのみ…。

宇野雪村賞展にも1枚段ボールの作品を出品

しているので、どちらかでも入賞すれば晴れて

段ボール前衛書道家を名乗ることができます(笑)

ワクワクドキドキしながら結果を待ちましょう。

閑話休題、今日は墨象作品を1枚紹介します。

元々は今回の展覧会用に考えたものでしたが、

思ったような仕上がりにはなりませんでした…。

でも考え方は悪くないと思うので、これから

どんどん作品を書いて練度を上げていきます。

今日はその記念すべき1作目!

それではまずは今日の題材から。

今日の題材は…


No.356d_furinkazan

題材は漢字の「風林火山」。

うたたねこ初となる四字熟語の墨象作品です。

紙が大きくなることによるボリューム不足を

手数の多さでカバーしようと考えて四字熟語を

題材にしてみました。

それでは今日の作品です。

墨象No.356 「飛ぶ・燃える・留まる」


No.356b_furinkazan

タイトルは「飛ぶ・燃える・留まる」。

コンセプトをそのままタイトルにしました。

題材の四字熟語として「風林火山」を選んだ

のは、1文字ずつにしっかりと意味があって

作品化しやすそうだと思ったからです。

「風」は「疾(はや)きこと風の如く」に

則ってスピード感と風が吹く様子を表現。

「火」は「侵掠(しんりゃく)すること火の如く」

より滲みを強く出して燃え盛る火をイメージ。

「山」は「動かざること山の如し」から

作品の締めとしてどっしりと留めました。

「林」のみイメージがイマイチ掴めなかった

ので「火」と1セットで使っています。

パーツ1つ1つを見るとそこまで悪くもないの

ですが、全体として見ると統一感に欠けていて

散漫な作品になってしまいました。

これからもブログ用にたくさん作品を書いて

少しずつでも良いものにしていこうと思います。

そしてこの作品を書いた後、布団の中でさらに

格好良くなりそうな四字熟語を題材とした

墨象作品を思いつきました。

そちらは今日紹介した作品以上にまだまだ

形になっていませんが、近々紹介出来るよう

作品制作を頑張りたいと思います。

完成した暁にはぜひご覧ください。

では。次の更新は9月18日の予定です。




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