どうも。
うたたねこです。
「瀧の藝術祭 in神戸」まであと20日!
そろそろ作品を用意しなければなりません。
7月に入ると社中展の作品制作があったり
仕事が忙しくなったりするので、6月中には
仕上げておきたいところです。
あとは7月になると暑くてやる気が…(笑)
たくさんの素晴らしい芸術作品が集まる予定
なので、ぜひ神戸までお越しください。
それでは本題。
今日は墨象作品を2枚紹介します。
教室の今月の墨象課題として書きました。
それではまずは今日の題材から。
題材は漢字の「幽」、書体は甲骨文です。
同じ書体を題材に2枚の作品を書きました。
甲骨文字は対象を絵画的に描いた象形文字の
ため、文字が顔のように見えることがあります。
この「幽」は笑っている人の顔に見えますね(笑)
「幽」は2つの「幺」がねじった糸の束を、「山」
が火を表しており、糸の束を燻すという意味です。
…元々はいつ使う漢字だったのでしょうか。
そんな漢字の「幽」を題材にして、今日は
縦の作品と横の作品を1枚ずつ書きました。
前者は非常にオーソドックスな作品に、後者は
ちょっと変わった雰囲気の作品です。
それでは今日の作品にいきましょう。
1枚目のタイトルは「dim black」。
直訳すると「薄暗い黒」となります。
「幽」という漢字の意味の1つである「暗い」を
ネオカラーの黒色と掛けてこのタイトルに。
流れのある作品なので英語にしてみました。
こちらは「今日の題材」でも説明した通り、
非常にオーソドックスな作品です。
上に大きめのパーツ、下に小さめのパーツと
いう形は墨象作品の基本的な造形の1つ。
線質さえ良ければ安定感と安心感が抜群です。
一方でもし展覧会にこのような作品を出品すると、
人によっては「またか」と思われるかもしれない
諸刃の剣な墨象作品でもあります。
今回の段ボールの線質もまずまずの出来栄え。
上のパーツは概ね完璧に書けましたが、下の
パーツはもう少し小さくても良かったかも…。
2枚目のタイトルは「カスカニクロク」。
タイトルの意味は1枚目と同じ感じです。
こちらはタイトルをカタカナにすることで
作品が構築的であることを表現しました。
造形は概ね「幽」の形をそのまま使用。
2本の横画はシャープな線で軽くまとめておき、
3本の縦画と2つの「幺」で色々な表現をする
ことによって面白い作品に仕上げました。
具体的に言うと左から扇形、曲線と直線の融合、
滲みのある三角形、正方形とそれを貫く力強い線、
そして沢山のシャープな線の塊という感じです。
個人的にはかなり可愛く書けたのでお気に入り。
左から4つ目のパーツの縦画の線質と、右端の
パーツのバラつきが今後の課題でしょうか。
ということで今日は漢字の「幽」を題材とした
墨象作品を2枚紹介しました。
ちなみに最終的に提出したのは1枚目の作品。
課題として出品して良い点数を狙おうとすると、
無難な作品の方が安心感があるのも事実。
個人的にお気に入りだった2枚目の作品は
選ばれませんでしたが、こうしてブログ記事で
紹介出来たので良いということにしましょう。
では。次の更新は6月24日の予定です。
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うたたねこです。
「瀧の藝術祭 in神戸」まであと20日!
そろそろ作品を用意しなければなりません。
7月に入ると社中展の作品制作があったり
仕事が忙しくなったりするので、6月中には
仕上げておきたいところです。
あとは7月になると暑くてやる気が…(笑)
たくさんの素晴らしい芸術作品が集まる予定
なので、ぜひ神戸までお越しください。
それでは本題。
今日は墨象作品を2枚紹介します。
教室の今月の墨象課題として書きました。
それではまずは今日の題材から。
今日の題材は…
題材は漢字の「幽」、書体は甲骨文です。
同じ書体を題材に2枚の作品を書きました。
甲骨文字は対象を絵画的に描いた象形文字の
ため、文字が顔のように見えることがあります。
この「幽」は笑っている人の顔に見えますね(笑)
「幽」は2つの「幺」がねじった糸の束を、「山」
が火を表しており、糸の束を燻すという意味です。
…元々はいつ使う漢字だったのでしょうか。
そんな漢字の「幽」を題材にして、今日は
縦の作品と横の作品を1枚ずつ書きました。
前者は非常にオーソドックスな作品に、後者は
ちょっと変わった雰囲気の作品です。
それでは今日の作品にいきましょう。
墨象No.409「dim black」
1枚目のタイトルは「dim black」。
直訳すると「薄暗い黒」となります。
「幽」という漢字の意味の1つである「暗い」を
ネオカラーの黒色と掛けてこのタイトルに。
流れのある作品なので英語にしてみました。
こちらは「今日の題材」でも説明した通り、
非常にオーソドックスな作品です。
上に大きめのパーツ、下に小さめのパーツと
いう形は墨象作品の基本的な造形の1つ。
線質さえ良ければ安定感と安心感が抜群です。
一方でもし展覧会にこのような作品を出品すると、
人によっては「またか」と思われるかもしれない
諸刃の剣な墨象作品でもあります。
今回の段ボールの線質もまずまずの出来栄え。
上のパーツは概ね完璧に書けましたが、下の
パーツはもう少し小さくても良かったかも…。
墨象No.410「カスカニクロク」
2枚目のタイトルは「カスカニクロク」。
タイトルの意味は1枚目と同じ感じです。
こちらはタイトルをカタカナにすることで
作品が構築的であることを表現しました。
造形は概ね「幽」の形をそのまま使用。
2本の横画はシャープな線で軽くまとめておき、
3本の縦画と2つの「幺」で色々な表現をする
ことによって面白い作品に仕上げました。
具体的に言うと左から扇形、曲線と直線の融合、
滲みのある三角形、正方形とそれを貫く力強い線、
そして沢山のシャープな線の塊という感じです。
個人的にはかなり可愛く書けたのでお気に入り。
左から4つ目のパーツの縦画の線質と、右端の
パーツのバラつきが今後の課題でしょうか。
ということで今日は漢字の「幽」を題材とした
墨象作品を2枚紹介しました。
ちなみに最終的に提出したのは1枚目の作品。
課題として出品して良い点数を狙おうとすると、
無難な作品の方が安心感があるのも事実。
個人的にお気に入りだった2枚目の作品は
選ばれませんでしたが、こうしてブログ記事で
紹介出来たので良いということにしましょう。
では。次の更新は6月24日の予定です。
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