どうも。

うたたねこです。

ehomaki2023

2月3日は春の節分。

うたたねこはお寿司が大好きで恵方巻も

たくさん食べたいので、数年前から毎年自分で

サラダ巻きと新香巻きを巻いています(笑)

自画自賛ながら今年も美味しくいただきました。

それでは本題。

今日は墨象作品を1枚紹介します。

せっかく節分当日に記事を書いたので、

作品の方も節分らしいものにしてみました。

それではまずは今日の題材から。

今日の題材は…


No.433d_setsubun

題材は漢字の「節分」、書体は篆書です。

篆書の「節」はもう少し「節」っぽいもの

もあるのですが、敢えてこの極限まで点画

を排除した感じの書体を選びました。

コンセプトは作品を「分ける」ということ。

日本で節分といえば2月3日のイメージが

強いですが、本来は「立春」「立夏」「立秋」

「立冬」の前日が節分なので年に4回あります。

そして節分には「季節を分ける」という意味も。

ということで作品の方も「分ける」をコンセプト

にいつもとは違うことをやってみました。

それでは今日の作品にいきましょう。

墨象No.433「節/分


No.433b_setsubun

作品のタイトルは「節/分」。

タイトルに取り消し線が入っているのは

ミスではなく、敢えて入れたものです。

「節」と「分」を1文字ずつに分けて書き、

更にそれぞれの文字を上下に分断すること

によってコンセプトの「分ける」を表現。

それをタイトルに落とし込むために「節分」

に「/」と取り消し線を加えてみました。

画像で見ると分かりにくいかもしれませんが、

文字を上下に分断するために紙を折って重ねた

上から書くという手法を取っています。

つまり実際の作品は結構立体的だったり…。

今回は「分ける」ことに重点を置いたため

その必要性については考慮に入れていません。

でも「立体的な墨象作品」というのはなかなか

面白いと思うので、研究の価値はありますね。

個展の作品にも使えるかもしれません。

No.433b_setsubun

作品を再掲して最後に作品自体の解説をば。

今回は筆を使った半紙サイズの作品です。

墨象作品用に使っている大筆が行方不明

だったのですが先日無事発掘されました(笑)

造形は「節」と「分」を横並びにしたもの。

上下の余白の変化や線質を主に意識しながら

一画一画丁寧に書いていきました。

ただ先述の通り「分ける」ことに重点を

置いた作品なので、文字の造形があまりにも

そのままなところが少し気になるかも…。

造形にももう一工夫欲しいところでしたね。

では。次の更新は2月5日の予定です。




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