どうも。

うたたねこです。

gw2023

今年のGWもあっという間に終盤。

うたたねこはGW前に休みを取って

東京旅行に行ったので、その代わり

に今週は結構働いていました。

GW中の東京はどこも大混雑だった

ようなのでちょうど良かったですね。

そして来年の4月27日は土曜日、

再来年は日曜日となっております。

つまり少なくともあと2年は仕事を

気にせずにカービィカフェ東京で

のお誕生日会ができますね(笑)

3年後は…その時に考えましょう。

それでは本題。

今日も漢字作品を1枚紹介します。

3回連続で漢字作品の記事を書いたので、

本当に前衛書道家なのか疑われないよう

次回は墨象作品を紹介しますね(笑)

今日の作品は半紙ではなく条幅サイズ。

4月の教室の課題作品として書きました。

それでは今日の作品にいきましょう。

漢字No.83「桃花氣暖眼自醉 春渚日落夢相牽」


No.83k_toukakidan

白文
「桃花氣暖眼自醉 春渚日落夢相牽」

書き下し文
「桃花 氣暖かにして 眼自ずから醉い
 
春渚 日落ちて 夢相い牽く」

現代語訳
「暖かい日差しの下で桃の花を見ていると

自然にうっとりとしてしまい、春の湖の

ほとりに日が傾くのを夢心地で見ている。」

白文、書き下し文、現代語訳は以上の通り。

題材は杜甫の漢詩からの引用です。

それでは順番に解説していきましょう。

①「醉」は「酔」の旧字体。

だから「眼自ずから醉い」は目が

酔っ払って「うっとりとする」と

いう意味になるのだとか。

表現の解釈が面白いですね。

②「春渚」の「渚」は「波打ち際」

「水のほとり」という意味。

「春渚」で「春の湖のほとり」となり、

春の季語にも使われるとのこと。

③「牽(ひ)く」は「引っ張る」という

意味なので、「夢相い牽く」は「夢が

(杜甫を)引き留める」となります。

それが現代語訳になると「夢心地で

見ている」と訳されるわけですね。

今回は全体的に現代語訳がオシャレです。

No.83k_toukakidan

長くなってきたので作品を再掲。

作品は安定の隷書で仕上げました。

隷書らしく扁平な形でありながら、

力強さもある感じでまとめています。

少し墨量が多すぎた気もしますが、

要所要所で出すことができた掠れ

が良い仕事をしていますね。

今回は隷書のみだったので、次回は

他の書体も頑張って書こうと思います。

では。次の更新は5月7日の予定です。




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