どうも。

うたたねこです。

msk_533

過去絵より大雨なカービィと大王様。

雨は刷毛を使って表現しています。

今日は台風2号と梅雨前線の影響で

関西もかなり多く雨が降りました。

うたたねこが住んでいる地域の学校は

警報のため休校になっていましたね。

6月に入って梅雨に入り、7月からは

うたたねこの苦手な夏がやってきます。

毎年言っていますが、冬眠ならぬ夏眠

して過ごす方法はないでしょうか…(笑)

それでは本題。

今日は漢字作品を1枚紹介します。

作品は半紙ではなく条幅サイズ。

5月の教室の課題として書いたものです。

それでは今日の作品にいきましょう。

漢字No.85「晩鶯啼遠林」


No.85k_banoh

白文
「晩鶯啼遠林」

書き下し文
「晩鶯(ばんおう)遠林(えんりん)に啼(な)く」

現代語訳
「春の終わり頃、鶯が遠くの林の中で

啼いているのが聞こえる。」

白文、書き下し文、現代語訳はこんな感じ。

題材は唐代の文学者、政治家である

柳宗元(りゅうそうげん)の言葉です。

それでは順番に解説していきましょう。

①「春の終わり頃」とは「晩春」のこと。

晩春は5月後半から6月上旬の梅雨入り前

までの時期を指すので正に今ですね。

②「啼く」は主に鳥や虫、獣などが声

を出すときに使う漢字…と言いつつ人

が涙を流して泣くときにも使うそうです。

意味がかなり曖昧なので、普段はあまり

使わない方が無難かもしれません。

No.85k_banoh

解説が長くなったので作品を再掲。

作品は今回も安定の隷書で書きました。

無難にいい感じにまとまったかと。

全体のバランスとしては最後の「林」

だけ他の漢字より画数が少ないので、

余白を広くしてサイズ差をカバー。

あとは隷書の「遠」が楷書と比べると

線が少ないように見えてかなり違和感。

ちゃんと字典を見て間違っていない

ことは確認済みなのでご安心を。

古い書体ほど画数が多いというのは

あるあるですが、隷書の方が楷書より

画数が少ないのは何だか不思議です。

では。今週の日曜日はちょっと忙しい

ので次の更新は6月5日の予定です。




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