どうも。
うたたねこです。

先日書いた「チームラボ特別展」の記事、アクセス解析を見ているとたくさんの方に読んでいただけたようですね。本当にありがとうございます。
数ある展覧会の中でも異彩を放つっているものなので、やはり気になる方が多いのでしょうか。改めて言いますが、値段に見合う素晴らしい展示でした。ぜひ行ってみて下さい。
さて、今日紹介するのは条幅の漢字作品。自己満足ではありますが、ACT2になってからはなるべく色々なジャンルの記事を織り交ぜながら書くように心がけています。
タイトルがかなり仰々しくなっていますが、作品はよくあるものを書きました。教室の課題を草書・隷書・篆書の三体で書いた作品です。それでは今日の作品に行きましょう。

白文「碧水忽開新鏡面 靑山都是好屛風」
書き下し文「碧水は忽(たちま)ち新鏡面を開きて、靑山は都(すべ)て是れ好き屛風なり」
現代語訳「青々と深く澄んだ水面が真新しい鏡のように瞬く間に広がり、草木が青々と茂っている山々は屏風を引き廻したようである。」
左から草書・隷書・篆書で書いたものです。漢字作品は意味が分かった方が面白いと思うので、書き下し文と現代語訳も載せておきました。参考にして下さい。
漢詩自体はよくある…というと怒られそうですが、風景の素晴らしさを詠んだものですね。前半が湖の水面、後半はその湖の周囲に広がる山々について詠んでいるそうです。
前半の『湖の水面と鏡面が似ている』というのはまだ分かりますが、後半の『山々が広げた屛風に見える』というのは…難しいですね。私には残念ながら、山が屛風には見えません。
こういった漢詩を読むと、昔の人は本当に風流だなと思います。自分も書道をする身としてそうあるべきかなとは思うのですが…なかなかそう上手くはいきません。
アウトドアが好きでキャンプなどによく行く人だったら風景がそう見えるのでしょうか。完全にインドア派であるうたたねこにとっては湖は湖、山は山にしか見えませんね…。
最後に作品自体について簡単に解説。草書作品は文字の大小と共に、1行目と2行目の文字の位置関係が重要になります。具体的には左右で余白が揃わないようにしなければいけません。

ガッツリ解説すると画像のように、左右で余白をズラす必要があります。そのために文字の大小や文字間の余白を調整しなければいけません。1文字1文字の出来以外も重要なのですね。
逆に隷書作品は、左右で余白を揃えた方が格好良くなります。欲を言えば左右で文字の高さも揃えたいところ。とにかく可能な範囲で揃えてあげると作品が締まりますね。
そして篆書作品は…まだ解説できるほど書き込んでいないので省略。とりあえず作品として面白く仕上げたかったので、一般的な篆書よりは少し崩した感じになっています。
ということで、今日は漢字作品の紹介でした。最近続けてカービィのグッズを買ったので、次回はグッズ紹介になる予定です。お楽しみに。
では。次の更新は6月7日の予定です。

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うたたねこです。

先日書いた「チームラボ特別展」の記事、アクセス解析を見ているとたくさんの方に読んでいただけたようですね。本当にありがとうございます。
数ある展覧会の中でも異彩を放つっているものなので、やはり気になる方が多いのでしょうか。改めて言いますが、値段に見合う素晴らしい展示でした。ぜひ行ってみて下さい。
さて、今日紹介するのは条幅の漢字作品。自己満足ではありますが、ACT2になってからはなるべく色々なジャンルの記事を織り交ぜながら書くように心がけています。
タイトルがかなり仰々しくなっていますが、作品はよくあるものを書きました。教室の課題を草書・隷書・篆書の三体で書いた作品です。それでは今日の作品に行きましょう。
漢字No.32「三体山水礼讃条幅」

白文「碧水忽開新鏡面 靑山都是好屛風」
書き下し文「碧水は忽(たちま)ち新鏡面を開きて、靑山は都(すべ)て是れ好き屛風なり」
現代語訳「青々と深く澄んだ水面が真新しい鏡のように瞬く間に広がり、草木が青々と茂っている山々は屏風を引き廻したようである。」
左から草書・隷書・篆書で書いたものです。漢字作品は意味が分かった方が面白いと思うので、書き下し文と現代語訳も載せておきました。参考にして下さい。
漢詩自体はよくある…というと怒られそうですが、風景の素晴らしさを詠んだものですね。前半が湖の水面、後半はその湖の周囲に広がる山々について詠んでいるそうです。
前半の『湖の水面と鏡面が似ている』というのはまだ分かりますが、後半の『山々が広げた屛風に見える』というのは…難しいですね。私には残念ながら、山が屛風には見えません。
こういった漢詩を読むと、昔の人は本当に風流だなと思います。自分も書道をする身としてそうあるべきかなとは思うのですが…なかなかそう上手くはいきません。
アウトドアが好きでキャンプなどによく行く人だったら風景がそう見えるのでしょうか。完全にインドア派であるうたたねこにとっては湖は湖、山は山にしか見えませんね…。
最後に作品自体について簡単に解説。草書作品は文字の大小と共に、1行目と2行目の文字の位置関係が重要になります。具体的には左右で余白が揃わないようにしなければいけません。

ガッツリ解説すると画像のように、左右で余白をズラす必要があります。そのために文字の大小や文字間の余白を調整しなければいけません。1文字1文字の出来以外も重要なのですね。
逆に隷書作品は、左右で余白を揃えた方が格好良くなります。欲を言えば左右で文字の高さも揃えたいところ。とにかく可能な範囲で揃えてあげると作品が締まりますね。
そして篆書作品は…まだ解説できるほど書き込んでいないので省略。とりあえず作品として面白く仕上げたかったので、一般的な篆書よりは少し崩した感じになっています。
ということで、今日は漢字作品の紹介でした。最近続けてカービィのグッズを買ったので、次回はグッズ紹介になる予定です。お楽しみに。
では。次の更新は6月7日の予定です。

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