どうも。

うたたねこです。



宇野雪村賞展の要項が届いてから早や2か月…。

色々あってまだ何も出来ていません。

応募締切が9月8日必着なので、出来れば

8月中には仕上げてしまいたいところ。

ということで、7月中にとりあえず規定課題の

草稿を練ってしまうことにしました。

普段草稿の部分にフォーカスを当てて記事を

書くことはあまりないので、課題の文字ごとに

記事にまとめていこうと思います。

それでは草稿を練っていきましょう。

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まずは「令」を題材とした草稿を考えます。

各書体はこんな感じ。

自由帳に書いたものをスキャンしたら背景が

変な感じになりましたが悪しからず(笑)

「令」は儀式用の帽子を被った人が跪いて神の

お告げを受ける姿を表した「象形文字」です。

上の画像の中だと篆書の1番右の書体が

最もその姿をかたどった形をしていますね。

そんな象形文字であることを踏まえた草稿を

最初に考えたのですが…思いつきませんでした。

ということで、続いてはいつも通り各書体の

形に着目して草稿を練っていきましょう。

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1つ目は行書を題材とした縦長の草稿です。

作品の寸法は半切(140cm×35cm)の縦または横、

あるいは全紙1/2(70cm×70cm)のいずれか。

こちらの草稿は筆を使う作品で、最終画を

思いっ切り長く格好良く書きます。

以前記事で紹介した墨象作品のリメイクで、

格好良くなる予感しかしません。

ただ展覧会に出品する作品だと考えると、

ちょっと普通過ぎるかもしれませんね。

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2つ目は隷書を題材とした正方形の作品。

この寸法は造形や余白などが考えやすく、

前回の宇野雪村賞展で佳作をいただいた

作品もこの寸法の紙に書いた作品でした。

造形は漢字の形ほぼそのまま。

4画目を主役として墨飛沫を飛ばしながら

右回転の線を大胆に書いていきます。

となると道具は筆を使うことになりますね。

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同じ題材でこちらは横長の草稿。

やりたいことは2つ目の草稿と同じなのですが、

それに加えて2画目も主役にしてしまいます。

…と思って草稿を考えたのですが、今見ると

右側に主役が偏ってしまっていますね。

これだと作品が右に傾いてバランスが悪いので、

それならば2画目ではなく1画目を主役に

した方がバランスが良いかもしれません。

「墨象作品を書くときは草稿を練るのに

時間をかけなさい」とよく言われます。

今回は1度練った草稿をこうして改めて見たことで

問題に気付くことができました。

やはり草稿にはしっかり時間をかけるべきですね。

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そして4つ目は篆書を題材とした正方形の草稿。

意味ではなく形に着目すると複数の三角形が

見えてきたので三角形の作品を考えました。

この感じであれば段ボールが使えそうです。

ただこの草稿のままだと寂しすぎて作品には

ならないので、かなりの味付けが必要ですね。

実際に書いてみるしかありません。

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ということで今回思いついた草稿はこの4つ。

草稿では上手くいきそうな作品でも、実際に

書いたら微妙な仕上がりなことはよくあります。

もちろん逆のパターンになることも多々あるので、

兎にも角にも書いてみるしかありません。

では。明日も更新します。




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