どうも。
うたたねこです。
第22回の宇野雪村賞展に向けて、引き続き
規定課題の草稿を練っていきます。
とりあえず草稿さえ仕上がってしまえば
後は書くだけなので少し気が楽になりますね。
こうやってブログ記事にまとめるからこそ
このタイミングで草稿を練れていますが、
そうでなければ後回しになっていました…。
こんな記事でも見てくれる方がいるからこそ
モチベーションが維持できています。
いつも本当にありがとうございます。
それでは本題に入りましょう。
本日草稿を練っていく規定課題は「五輪」。










各書体はこんな感じですね。
宇野雪村賞展では規定課題として
毎年1文字と2文字の題材が出されます。
そして2文字の題材についてはそれぞれの
文字だけを題材にすることも可能。
今回であれば「五輪」だけでなく「五」と「輪」
それぞれ1文字を題材にすることも出来ます。
同じ漢字でも1文字と2文字では草稿を練るに
あたっての考え方が変わってくるので、
今日はとりあえず「五輪」だけ考えますね。
「五輪」とは勿論オリンピックのこと。
この言葉ができたのは戦前で、「オリンピック」
だと6文字で新聞の見出しには長いため、
略称として「五輪」という言葉ができたそうです。
ということで、今回は漢字の意味や言葉の
成り立ちを踏まえて草稿を練っていきましょう。



1つ目は草書を題材とした縦長の草稿です。
「五輪」はオリンピックのシンボルマークである
5つの輪を表しているので、「五輪」という漢字
を5つの輪に見立てて草稿を練ってみました。
これは斬新…と思いきや、多分結構な割合の
人が思い付きそうな普通のネタですね(笑)
恐らく筆を使って書くと思いますが、難易度も
高そうなのであまり現実的ではないかと…。
ただ線質さえ良ければ化ける可能性もあるので、
やってみる価値はあるかもしれません。



2つ目は篆書を題材とした正方形の作品。
この寸法は造形や余白などが考えやすいので、
積極的に使っていきたいですね。
こちらは「オリンピック」から更に派生し、
「国立競技場」を題材にした草稿です。
国立競技場を横から見たときに特徴的な軒庇と
木の縦格子、連続する柱をイメージしました。
これは完全に段ボールを使う作品ですね。
できれば今年は段ボールで攻めたいと思っている
ので是非作品として仕上げたいところです。



続いても篆書を題材とした正方形の草稿。
同じ考え方で2つの草稿を考えました。
「五輪」が「オリンピック」の略称である
というのにちなんで、文字を色々な方向に
圧縮することで作品化を目指します。
まずは縦に細くなるように圧縮した草稿。
ただ細くするだけでは周りの余白に意味が
なくなってしまうので、要所要所で線を
飛び出させて作品のアクセントにしています。

もう1つは「五」は平たく、「輪」は縦に細長く
圧縮した草稿を考えました。
2つを見比べてみると、縦長の草稿は
その縦長な寸法を持て余している気がします。
とはいえ草稿の段階ではどうなるか分からない
ので両方書いてみるしかありませんね。
作品の雰囲気から言ってこの2つの草稿も
段ボールを使って書く作品になるでしょう。
作品がどんな感じになるか楽しみです。

ということで今回思いついた草稿はこの4つ。
篆書を題材とした草稿を3つ思いついたので、
それらを参考にしながら1つくらい作品に
なったらよいなと思います。
今回は「五輪」を題材とした草稿を練ったので、
次回は「五」か「輪」でしょうか。
「輪」はいくらでも作品化できる気がしますが、
「五」を題材とした墨象作品を規定の寸法で
書くのはなかなか難しいかと。
昔ながらの力強い線を1本引く形なら何とか
なるものの、それをわざわざ展覧会用の
作品で書く必要があるのかどうか…。
色々考察しつつ草稿を練ってみようと思います。
では。次の更新は7月23日の予定です。

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うたたねこです。
第22回の宇野雪村賞展に向けて、引き続き
規定課題の草稿を練っていきます。
とりあえず草稿さえ仕上がってしまえば
後は書くだけなので少し気が楽になりますね。
こうやってブログ記事にまとめるからこそ
このタイミングで草稿を練れていますが、
そうでなければ後回しになっていました…。
こんな記事でも見てくれる方がいるからこそ
モチベーションが維持できています。
いつも本当にありがとうございます。
それでは本題に入りましょう。
本日草稿を練っていく規定課題は「五輪」。










各書体はこんな感じですね。
宇野雪村賞展では規定課題として
毎年1文字と2文字の題材が出されます。
そして2文字の題材についてはそれぞれの
文字だけを題材にすることも可能。
今回であれば「五輪」だけでなく「五」と「輪」
それぞれ1文字を題材にすることも出来ます。
同じ漢字でも1文字と2文字では草稿を練るに
あたっての考え方が変わってくるので、
今日はとりあえず「五輪」だけ考えますね。
「五輪」とは勿論オリンピックのこと。
この言葉ができたのは戦前で、「オリンピック」
だと6文字で新聞の見出しには長いため、
略称として「五輪」という言葉ができたそうです。
ということで、今回は漢字の意味や言葉の
成り立ちを踏まえて草稿を練っていきましょう。



1つ目は草書を題材とした縦長の草稿です。
作品の寸法は半切(140cm×35cm)の縦または横、
あるいは全紙1/2(70cm×70cm)のいずれか。
あるいは全紙1/2(70cm×70cm)のいずれか。
「五輪」はオリンピックのシンボルマークである
5つの輪を表しているので、「五輪」という漢字
を5つの輪に見立てて草稿を練ってみました。
これは斬新…と思いきや、多分結構な割合の
人が思い付きそうな普通のネタですね(笑)
恐らく筆を使って書くと思いますが、難易度も
高そうなのであまり現実的ではないかと…。
ただ線質さえ良ければ化ける可能性もあるので、
やってみる価値はあるかもしれません。



2つ目は篆書を題材とした正方形の作品。
この寸法は造形や余白などが考えやすいので、
積極的に使っていきたいですね。
こちらは「オリンピック」から更に派生し、
「国立競技場」を題材にした草稿です。
国立競技場を横から見たときに特徴的な軒庇と
木の縦格子、連続する柱をイメージしました。
これは完全に段ボールを使う作品ですね。
できれば今年は段ボールで攻めたいと思っている
ので是非作品として仕上げたいところです。



続いても篆書を題材とした正方形の草稿。
同じ考え方で2つの草稿を考えました。
「五輪」が「オリンピック」の略称である
というのにちなんで、文字を色々な方向に
圧縮することで作品化を目指します。
まずは縦に細くなるように圧縮した草稿。
ただ細くするだけでは周りの余白に意味が
なくなってしまうので、要所要所で線を
飛び出させて作品のアクセントにしています。

もう1つは「五」は平たく、「輪」は縦に細長く
圧縮した草稿を考えました。
2つを見比べてみると、縦長の草稿は
その縦長な寸法を持て余している気がします。
とはいえ草稿の段階ではどうなるか分からない
ので両方書いてみるしかありませんね。
作品の雰囲気から言ってこの2つの草稿も
段ボールを使って書く作品になるでしょう。
作品がどんな感じになるか楽しみです。

ということで今回思いついた草稿はこの4つ。
篆書を題材とした草稿を3つ思いついたので、
それらを参考にしながら1つくらい作品に
なったらよいなと思います。
今回は「五輪」を題材とした草稿を練ったので、
次回は「五」か「輪」でしょうか。
「輪」はいくらでも作品化できる気がしますが、
「五」を題材とした墨象作品を規定の寸法で
書くのはなかなか難しいかと。
昔ながらの力強い線を1本引く形なら何とか
なるものの、それをわざわざ展覧会用の
作品で書く必要があるのかどうか…。
色々考察しつつ草稿を練ってみようと思います。
では。次の更新は7月23日の予定です。

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