どうも。

うたたねこです。



昨日に引き続き、宇野雪村賞展の規定課題の

草稿を練っていきましょう。

7月中に草稿は練ってしまうつもりだったので、

残りの規定課題を一気に考えていきます。

残っている規定課題は「五」と「輪」。

「五」は流石にネタがあまり出なかったので、

「輪」の草稿と一緒に紹介してきます。

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ということでまずは「五」から。

再掲になりますが各書体はこんな感じです。

「五」は元々は木を斜めに交差させて作った

二重の蓋を表した漢字であり、数字の「5」と

いう意味は持っていません。

ある語を表す漢字がないために既存の漢字の音だけ

を借りる「仮借(かしゃ)」という用法によって

「五」を「5」の漢字として扱っています。

「1」から「4」までの数字の漢字は細長い算木を

その数だけ横に並べた形らしいので、それなら

「5」も算木を5本並べればよかったのでは…。

まぁそれだと数字が増えるほど横画も増える

ので分かりにくいことこの上ないのですが(笑)

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それでは「五」の1つ目の草稿です。

篆書を題材とした横長の草稿を考えました。

作品の寸法は半切(140cm×35cm)の縦または横、

あるいは全紙1/2(70cm×70cm)のいずれか。

この作品は「五」の2本の横画を主役とし、

思いっ切り力強い線を引いていきます。

上手くいくかは…全く分かりません(笑)

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2つ目は草書を題材とした正方形の草稿。

力強い曲線とマシマシの墨飛沫で仕上げます。

こちらは線質だけでなく、如何に格好良く

墨飛沫を飛ばせるかが勝負になりますね。

展覧会用の作品としては少し寂しいかも…。


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続いては「輪」の草稿を考えていきます。

各書体はこんな感じ。

「輪」の「侖」は輪のようにひとつながりに

なったものを表しているとのこと。

意味は今と同じく「わ、くるま」を表し、

車の輪のように「めぐる、まわる」という

意味にも使われます。

今回は意味を踏まえた草稿が思いつかなかった

ので、形に着目して草稿を練りました。

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1つ目は行書を題材とした縦長の草稿。

「輪」を「車」と「侖」の2つのパーツに

分けてそれを縦に並べてみました。

「侖」の5画目に書く線が主役になります。

主役を引き立てるために「車」は小さく

書くと良いかもしれません。

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続いては草書を題材とした縦長の草稿。

ピックアップした2つの書体それぞれに

ついて草稿を考えてみました。

どちらも「車」の縦画に当たる部分が主役で、

「侖」は作品の締めとして使います。

左側の草稿はシンプル過ぎる気もするので、

どちらかというと右側の方が上手くいくかも…。

2つとも筆を使って書く作品の予定です。

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最後は篆書を題材とした正方形の草稿。

「車」の縦画と「侖」の横画から1本ずつ

極太で書き、残りの線で味付けしていきます。

これは恐らく段ボールを使う作品ですね。

そして「侖」を下に下げることで作品全体

としては「L」の形になります。

「L」であることに特に意味はありませんが、

もし作品化に成功した暁には解説のために

後付けで意味を考えなくてはなりません(笑)

そして細かい草稿はまだ浮かんでいませんが、

せっかく画数が多いので篆書を題材にした

真っ黒な作品が書けたらなと思います。

これは書きながら考えるしかないですね。

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ということで今回思いついた草稿は以上です。

これで一応規定課題の草稿は全て練りました。

この中のいくつが上手くいくか分かりませんが、

頑張って書いていこうと思います。

宇野雪村賞展に出品できるのは未公開の作品

だけなので、ブログで紹介するのはあくまで

没になった作品のみになりますが悪しからず。

出品した作品については作品が返却され次第

紹介するのでまたぜひご覧ください。

では。明日も更新します。




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