どうも。

うたたねこです。

msk_738

10月末に職場の人が入院してしまい、現在

その人の仕事を全て代わりにやっています。

来週くらいまで入院予定らしいので、その間

はブログ更新や水墨カービィの企画絵が

少し途切れるかもしれませんが悪しからず…。

それでは本題。

今日は墨象作品を2枚書いたので紹介します。

10月の教室の課題作品として書きました。

何だか墨象作品を紹介するのも久しぶりな

気がしたので調べてみると、前回墨象作品

の記事を書いたのは何と9月28日…。

このままだと前衛書道家の肩書きを

返却しなければならなくなりますね(笑)

半紙サイズの小作品であれば場所も時間も

それほど必要ないので、今後はブログ用の

小さな作品も積極的に書くことで作品制作

のペースを上げていきたいところです。

それではまずは今日の題材から。

今日の題材は…


No.420d_syuku[1]

題材は漢字の「淑」、書体は篆書を選びました。

元々パーツが3つに分かれている漢字なので

墨象作品の方も3つのパーツで構成しようかと

思いましたが、それだとあまりにも無難すぎる

気がしたので残念ながら没に…。

そこで各パーツをよく見てみると、それぞれ

1本の長い縦画があることに気付きました。

ということで今回の主役はその縦画です。

それでは今日の作品にいきましょう。

墨象No.420「芯の通った善良墨象Ⅰ」


No.420b_syuku[1]

作品のタイトルは「芯の通った善良墨象Ⅰ」。

主役である3つのパーツの縦画を1つの

縦画にまとめて1本の芯を通しました。

そして「淑」には「善良な」「美しい」と

いう意味があるのでこのタイトルです。

珍しくまぁまぁなネーミングですね(笑)

使った道具は安心安定の段ボール。

段ボールでこの造形の作品を書くと

結局無難な作品になってしまうので、

主役の縦画に変化をつけてみました。

特に後半の掠れた部分の縦画は今までに

なかった感じの表情を出せたかなと思います。

右上から左下に向かって飛ばした墨飛沫も

少し飛ばし過ぎた感はあるものの、概ね

思った通りに飛ばすことが出来ました。

段ボールであればある程度狙った通りの

墨飛沫を飛ばせるようになってきたのは

1つの成長なのではないでしょうか。

墨象No.421「芯の通った善良墨象Ⅱ」


No.421b_syuku[2]

作品のタイトルは「芯の通った善良墨象Ⅱ」。

同じタイトル、同じコンセプトで2枚目は

縦画を横画に変えて作品化してみました。

やはりマンネリを防ぐために主役の横画

に変化をつけてみたのですが、1枚目の

縦画とはまた違った雰囲気の線に挑戦。

まずは幅広の掠れた線を引き、その上から

墨量多めのシャープな線を引くことで

より「芯が通った」感じを出しています。

そこに残りのパーツを付け加えていきました。

パーツの向き的にちょっと元の漢字の姿が

見え過ぎている気がするのが少し残念。

左の書き出し部分の墨飛沫は1枚目と同様に

思った通りの勢いある墨飛沫になりました。

ただ、この感じならもう少し滲みが出た方が

より格好良かったかもしれません。

最近は墨象作品を書くのをサボっていたので、

ネオカラーと墨汁、水の配合を忘れました…。

また感覚を取り戻せるように、やはりもっと

定期的に墨象作品を書くようにしなければ!

では。次の更新は11月6日の予定です。




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