どうも。
うたたねこです。

宇野雪村賞展対策のための不定期
連載記事、2023年の第6回目です。
また少し間が空いてしまいましたが、
応募締切の9月までは週に1~2本の
ペースで記事を書いていきますので
ぜひご覧ください!

ということで今日も今日とて規定
課題の草稿を練っていきましょう。
本日の題材は漢字の「創」。
「作る」と「創る」の違いについて
改めて調べてみると、「創る」は
「新しいものを生み出す」という点
で「作る」とは意味が異なります。
同じく「時代に先駆けた新しいもの」
を創る前衛書道家にとっては非常に
馴染み深い漢字の1つですね。
それでは順番に見ていきましょう!

まずは草書から2枚。
楷書と行書についてはイマイチ何も
思いつかなかったため一旦スルー(笑)
造形は草書の「創」を3つのパーツに
分けるという、墨象作品の基本ルール
に則りまくったもの。
どこが「前衛的」なのかと言われても
仕方がない造形ですが、過去の傾向から
見てもこれが1番の安定択でしょう。
ただし筆を使ってめちゃくちゃ良い線が
引けた場合に限りますが…。

これと全く同じ作品を正方形の紙に書く
ということも恐らく可能だと思います。
縦長の紙よりも余白が狭くなることで
力強い雰囲気を出すことができるため、
公募展にはこちらの方が向いているかも。

続いては隷書より1枚。
隷書の「創」の中に1つの三角形と2つの
四角形が見えたので、うたたねこお得意
のスタンピングで作品を仕上げます。
3つの図形をスタンピングし、そこに
段ボールの線を加えていくことで作品
に仕上げていくイメージですね。
3つの図形、特に2つの四角形は角度や
大きさにしっかり変化が必要です。
そして図形と線については墨色の変化
も加えることによって面白い作品に。

あとは前回紹介した上の作品のように、
図形同士が重なる部分の墨色について
も一工夫欲しいところ。
せっかくのスタンピングなので、線では
出せない雰囲気を出したいですね。

最後に篆書から2枚。
まずは「丼」と「刀」がくっついた
ような字形の「創」が題材です。
「丼」の方を主役とし、真ん中の点
から墨飛沫をガッツリ飛ばすことで
力強い作品に仕上げたい草稿。
「刀」っぽいパーツは作品の締めと
して最後にコッソリ控えさせます。
墨飛沫を360度すべてに飛ばすので
あれば筆の方がやりやすそうですね。
家では絶対書けない1枚です(笑)

最後は「刀」っぽいパーツのみで
構成された「創」が題材。
縦長の紙の上から下まで墨をひたすら
垂らしていき、最後に横への広がりを
出して面白い雰囲気に仕上げます。
墨を垂らす距離が長いので、これは
筆でなければ書くのは難しいですね。
前半部分が単調にならないように、
しっかりと滲みを出す必要があります。
あるいは段ボールで書くのであれば、
紙を立てて書けば勝手に墨が垂れていって
くれるので偶然面白い線が出るかも(笑)

ということで今日考えた草稿は全部で5個。
これまでと合わせて合計で29個です。
実は残りの草稿も既に練ってしまった
ので、この墨象草稿の記事も次で最終回。
その後はいよいよ実際の作品制作に
入っていくことになりますね。
せっかくこんなにたくさん草稿を練ったので、
1つでも多く作品に仕上げられますように(笑)
では。次の更新は7月14日の予定です。

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課題の草稿を練っていきましょう。
本日の題材は漢字の「創」。
「作る」と「創る」の違いについて
改めて調べてみると、「創る」は
「新しいものを生み出す」という点
で「作る」とは意味が異なります。
同じく「時代に先駆けた新しいもの」
を創る前衛書道家にとっては非常に
馴染み深い漢字の1つですね。
それでは順番に見ていきましょう!

まずは草書から2枚。
楷書と行書についてはイマイチ何も
思いつかなかったため一旦スルー(笑)
造形は草書の「創」を3つのパーツに
分けるという、墨象作品の基本ルール
に則りまくったもの。
どこが「前衛的」なのかと言われても
仕方がない造形ですが、過去の傾向から
見てもこれが1番の安定択でしょう。
ただし筆を使ってめちゃくちゃ良い線が
引けた場合に限りますが…。

これと全く同じ作品を正方形の紙に書く
ということも恐らく可能だと思います。
縦長の紙よりも余白が狭くなることで
力強い雰囲気を出すことができるため、
公募展にはこちらの方が向いているかも。

続いては隷書より1枚。
隷書の「創」の中に1つの三角形と2つの
四角形が見えたので、うたたねこお得意
のスタンピングで作品を仕上げます。
3つの図形をスタンピングし、そこに
段ボールの線を加えていくことで作品
に仕上げていくイメージですね。
3つの図形、特に2つの四角形は角度や
大きさにしっかり変化が必要です。
そして図形と線については墨色の変化
も加えることによって面白い作品に。

あとは前回紹介した上の作品のように、
図形同士が重なる部分の墨色について
も一工夫欲しいところ。
せっかくのスタンピングなので、線では
出せない雰囲気を出したいですね。

最後に篆書から2枚。
まずは「丼」と「刀」がくっついた
ような字形の「創」が題材です。
「丼」の方を主役とし、真ん中の点
から墨飛沫をガッツリ飛ばすことで
力強い作品に仕上げたい草稿。
「刀」っぽいパーツは作品の締めと
して最後にコッソリ控えさせます。
墨飛沫を360度すべてに飛ばすので
あれば筆の方がやりやすそうですね。
家では絶対書けない1枚です(笑)

最後は「刀」っぽいパーツのみで
構成された「創」が題材。
縦長の紙の上から下まで墨をひたすら
垂らしていき、最後に横への広がりを
出して面白い雰囲気に仕上げます。
墨を垂らす距離が長いので、これは
筆でなければ書くのは難しいですね。
前半部分が単調にならないように、
しっかりと滲みを出す必要があります。
あるいは段ボールで書くのであれば、
紙を立てて書けば勝手に墨が垂れていって
くれるので偶然面白い線が出るかも(笑)

ということで今日考えた草稿は全部で5個。
これまでと合わせて合計で29個です。
実は残りの草稿も既に練ってしまった
ので、この墨象草稿の記事も次で最終回。
その後はいよいよ実際の作品制作に
入っていくことになりますね。
せっかくこんなにたくさん草稿を練ったので、
1つでも多く作品に仕上げられますように(笑)
では。次の更新は7月14日の予定です。

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