どうも。
うたたねこです。
私が所属している書道会の競書誌では、
毎年10月から12月の3か月間に近代詩文書
の課題が出されます。
「近代詩文書」とは「調和体」や「漢字
かな交じりの書」とも呼ばれるもので、
少しズレるのですが分かりやすく言うと
相田みつをさんのような作品のことです。
そんな近代詩文書の作品をこのブログでも
毎年10月頃になると紹介してきました。
そして「これを期にもっと練習をして
いこうと思います!」と度々宣言し、
結局毎回有言実行されることなく終了…。
前回紹介したのはまさかの2021年でした。
そんな中で先日、所属する書道会にて
近代詩文書の講習会が開催されました。
そもそも有言実行できなかった理由の1つ
は近代詩文書がよく分からなかったから。
これは渡りに船だと思い、気合を入れて
講習会に参加してきました。
近代詩文書の専門の先生に指導をして
いただき、理論としてはこんな感じで
書いていけばいいんだということが
少し分かったような気がします。
ということで次は実践!
今度こそ近代詩文書を定期的に書いて
紹介していこうと思います。
とりあえず今日のところは10月の
教室の課題を書いたので紹介しますね。
―――――――――――――――――――――
『むら星にうす雲わたる初秋かな』
飯田 蛇笏(いいだ だこつ)
―――――――――――――――――――――
題材は飯田蛇笏の俳句。
意味は「秋の初めの頃、夜空にきらめく
満天の星にうっすらとした雲がかかって
いる」となり、秋が来たなぁと感慨に
ふけっている様子を表したものです。
作品は講習会より前に書いたもの。
うたたねこの近代詩文書の引き出しには
この隷書っぽい雰囲気の作品しか入って
いなかったのでそのように仕上げました。
この作品を講習会を受けた後に改めて
書いてみたものが2枚目の作品。
主な変更点は以下の2つです。
①ひらがなをより隷書に寄せるために
カクカクした雰囲気にしつつ、「む」
「す」などは縦長にして懐に余白を作る。
②周りの余白を少なくして紙一杯に書く
ことで作品をより大きく見せる。
自分の引き出しにはない雰囲気なので
少し違和感を感じますが、師匠に見て
もらったところOKをいただきました。
自らの好みは大切ですが、それだけに
凝り固まってしまってはいけませんね。
あとは講習会で先生が書かれた作品の
雰囲気を真似して2枚の作品を書きました。
ポイントとしては以下の2つです。
①筆先を使ったシャープな線で文字を
書いて文字の内外に余白を大きく設ける。
②文字の大小にしっかり強弱をつける。
作品としては無難な仕上がりなのですが、
それこそうたたねこの引き出しには全く
なかった作品だったので新鮮でした。
他にも講習会の中でたくさんのことを
教えていただきましたが、それらは追々
新しい作品と共に紹介しますね。
最後に作品の呼び方について。
記事の最初にも書いた通り、この部門の
作品には次の3種類の呼び方があります。
・近代詩文書
・漢字かな交じり書
・調和体
うたたねこは初めて習ったときに「調和体」
の呼び方で教えてもらったので、その呼び方
をそのまま使ってきました。
それを今回から「近代詩文書」に変更します。
理由は単純にここを1つの節目とするため。
今回こそしっかり近代詩文書を勉強していこう
と思うので、ここからは改めて「近代詩文書」
の作品としてナンバリングしていきます。
墨象のナンバリングを越えられるくらい
頑張っていきましょう!
では。次の更新は10月27日の予定です。
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最後までご覧いただきありがとうございます。
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うたたねこです。
私が所属している書道会の競書誌では、
毎年10月から12月の3か月間に近代詩文書
の課題が出されます。
「近代詩文書」とは「調和体」や「漢字
かな交じりの書」とも呼ばれるもので、
少しズレるのですが分かりやすく言うと
相田みつをさんのような作品のことです。
そんな近代詩文書の作品をこのブログでも
毎年10月頃になると紹介してきました。
そして「これを期にもっと練習をして
いこうと思います!」と度々宣言し、
結局毎回有言実行されることなく終了…。
前回紹介したのはまさかの2021年でした。
そんな中で先日、所属する書道会にて
近代詩文書の講習会が開催されました。
そもそも有言実行できなかった理由の1つ
は近代詩文書がよく分からなかったから。
これは渡りに船だと思い、気合を入れて
講習会に参加してきました。
近代詩文書の専門の先生に指導をして
いただき、理論としてはこんな感じで
書いていけばいいんだということが
少し分かったような気がします。
ということで次は実践!
今度こそ近代詩文書を定期的に書いて
紹介していこうと思います。
とりあえず今日のところは10月の
教室の課題を書いたので紹介しますね。
―――――――――――――――――――――
『むら星にうす雲わたる初秋かな』
飯田 蛇笏(いいだ だこつ)
―――――――――――――――――――――
題材は飯田蛇笏の俳句。
意味は「秋の初めの頃、夜空にきらめく
満天の星にうっすらとした雲がかかって
いる」となり、秋が来たなぁと感慨に
ふけっている様子を表したものです。
作品は講習会より前に書いたもの。
うたたねこの近代詩文書の引き出しには
この隷書っぽい雰囲気の作品しか入って
いなかったのでそのように仕上げました。
この作品を講習会を受けた後に改めて
書いてみたものが2枚目の作品。
主な変更点は以下の2つです。
①ひらがなをより隷書に寄せるために
カクカクした雰囲気にしつつ、「む」
「す」などは縦長にして懐に余白を作る。
②周りの余白を少なくして紙一杯に書く
ことで作品をより大きく見せる。
自分の引き出しにはない雰囲気なので
少し違和感を感じますが、師匠に見て
もらったところOKをいただきました。
自らの好みは大切ですが、それだけに
凝り固まってしまってはいけませんね。
あとは講習会で先生が書かれた作品の
雰囲気を真似して2枚の作品を書きました。
ポイントとしては以下の2つです。
①筆先を使ったシャープな線で文字を
書いて文字の内外に余白を大きく設ける。
②文字の大小にしっかり強弱をつける。
作品としては無難な仕上がりなのですが、
それこそうたたねこの引き出しには全く
なかった作品だったので新鮮でした。
他にも講習会の中でたくさんのことを
教えていただきましたが、それらは追々
新しい作品と共に紹介しますね。
最後に作品の呼び方について。
記事の最初にも書いた通り、この部門の
作品には次の3種類の呼び方があります。
・近代詩文書
・漢字かな交じり書
・調和体
うたたねこは初めて習ったときに「調和体」
の呼び方で教えてもらったので、その呼び方
をそのまま使ってきました。
それを今回から「近代詩文書」に変更します。
理由は単純にここを1つの節目とするため。
今回こそしっかり近代詩文書を勉強していこう
と思うので、ここからは改めて「近代詩文書」
の作品としてナンバリングしていきます。
墨象のナンバリングを越えられるくらい
頑張っていきましょう!
では。次の更新は10月27日の予定です。
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